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こんにちは。ミセス・ヒッポで〜す。
最初にクイズです。子どもの手についたマジックや、テーブルの汚れ
などを拭きつつ、「落ちないね〜」と言いたいときは・・・?
(1) It can't come off.
(2) It doesn't come off.
(3) It won't come off.
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3つとも come off という表現を使っています。「落ちる」はこれで
表現できるんでしたよね。
さて、違っているのはその前の部分です。一見、どれもよさそうなの
ですが、正解は (2)か(3)。ニュアンスの違いを見ていきましょう。
まず、It doesn't come off. は、It comes off. をシンプルに否定
にした文ですよね。つまり、それが性質上落ちるものか落ちないものか
を単純に言っているわけです。冷静な一言です。
It won't come off. が It doesn't come off.と一番違うところは、
心の中で「落ちるかも」あるいは「落ちるはず」と思っている点です。
落とそうと思っているのになかなか落ちないので、心の中は動揺(?)
しています!
「う〜、なかなか落ちない〜!」
Oh, no. It won't come off!
(さらにゴシゴシこするが落ちない)
↓
(落ちないという現実を冷静に受け止める)
「うん、落ちない。」
No. It doesn't come off.
won't は will not を短くしたかたちですよね。この won't の部分
を強く言えば言うほど、「う〜、どうしても落ちない〜っ!」という
苛立ちが表現できると思います。やさしく言うと、「なかなか落ちな
いわねえ・・・」という感じでしょうか。
ドアがなかなか開かないときも、
「このドアはなかなか開かないなあ。」
This door won't open.
一方、ドアに鍵がかかっていたり、開ける機能がない「なんちゃって
ドア」だった場合は、
「このドアは開かないんだよ。」
This door doesn't open.
のように言えますよね。
最後に、It can't come off. ですが、これは「落ちるはずがない」
と訳してみると、一番上の例ではあまりしっくりこないことがおわ
かりいただけると思います。
そのかわり、子どもに何かを説明するような場面では活躍します。
(子どもが親のほくろをこすっている)
親「なにしてるの?」
What are you doing?
子「これをこすって落とすの」
I'm trying to rub this off.
親「!?」
子「ママ、どうしても落ちないよ!」
Mommy, it won't come off!
親「そうよ、落ちるはずないのよ」
That's right. It can't come off.
子「どうして?」
Why not?
親「だってそれは体の一部だもの」
Because it's part of my body.
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