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これって英語でなんていうの?親子でレッスン!日常英会話


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こんにちは。ミセス・ヒッポで〜す。
今回は、手に何か持っている子どもに一言、

「それちょうだい」

  Can I have that?
(キャナイ ハヴ ダッ)

です。「それちょうだい」という言い方にはいろいろありますが、この
Can I have that? はその代表選手のひとつだと思います。

実は、私は英語で子育てを始めたばかりの頃、この言い方がすぐに頭に
浮かびませんでした。「それを私にください」→ Give it to me. なら
容易に想像できるのですが、こんなときにも have という簡単な動詞が
活躍するんですね。

--(子どもが親のお財布をいじって遊んでいる)

  「だめだめ、それで遊んじゃ」
    No, no!  You can't play with that.

  「それちょうだい」
    Can I have it?


--(子どもがはさみをいじって遊んでいる)

  「だめだめ、それはさみだよ」
    No, no!  They're the scissors.

  「ママにちょうだい」
    Can I have them?

  「はさみは危ないんだったでしょ?」
    Scissors are dangerous, remember?


--(子どもが幼稚園(保育園、学校)からお手紙をもらう)

  「ママ、幼稚園からお手紙もらったよ」
    Mommy, I got a letter from school.

  「ほんと? ママにちょうだい」
    Really?  Can I have it?

例文の中で、that が it に変わっているところがありますが、念のた
め補足すると、that は「それ」が何かはっきり示したいときに使いま
す。初めて「それ」を話題にするときは、「それ」が何であるかわから
ないといけないので、よく that を使います。一方、何のことを言って
いるかすでに明らかなときは、that が it に変わります。

親「それちょうだい」
    Can I have that?

子「何? これ?」
    What?  This one?

親「そう、それちょうだい」
    Yes.  Can I have it?


さて、冒頭にも書きましたが、「それちょうだい」にはいろいろな言い
方がありますよね。おなじみの give を使えば、 Give that to me. や
Give me that. のように言うこともできます。

Give me that. は短くていい表現ですよね。発音はときおり Give me
(ギヴミー)の「ヴ」の音が消えて Gimme(ギミ)となります。子ども
に何気なく使う表現として非常に自然だと思います。ただし、言い方に
よってはあまり丁寧でない(ちょっと乱暴な)表現になってしまうので
注意しましょう。

Give me that. よりは Can I have that? のほうが少し丁寧な感じにな
りますし、May I have that? はそれよりもっと丁寧な感じになります。

子「ママ、それちょーだい」
    Mommy, give me (gimme) that.

親「だめよ、『それをいただけますか?』って言いなさい」
    No.  Say "may I have that, please?".


さて、類似表現です。「ちょうだい」ではなく「ちょっと貸して」のと
きはこんな表現はいかがでしょう。

--(子どもが何かおもちゃを手に持って遊んでいる)

  「何持ってるの?」
    What have you got there? (What do you have there?)

  「かっこいいねえ」
    It's nice, isn't it?

  「パパにも貸してくれる?」
    Can I have a go? 

go はここでは順番といった意味です。

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サイモン博士のミニ講義  第1回
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教育心理学(バイリンガル教育)博士のサイモン=ダウンズ先生が
「英語で子育て」に関する基礎的質問に答えてくださいます。
(下に日本語の要約があります。)

英語で子育て:
『日本語能力は大丈夫か』

Bringing up children with English:
Concerns for Japanese language ability

The recent interest of Japanese parents in bringing up their 
children with a second language i.e., English (commonly referred 
to as 英語で子育て), has sparked a debate on whether a child's 
Japanese language ability can suffer in the process.

Some opponents of early second language education believe the 
mind has a certain "capacity" for languages, and that adding a 
second language too early will somehow displace the primary 
language.

However, over forty years of research has shown that for members 
of a majority language society, such as Japan, learners of a 
second language experience no loss in their first language 
skills.  

In the case of Eigo de Kosodate, where parents are members of 
the majority language community and aim to spend only a small 
percentage of their day conversing with their children in 
English, and reading books etc., there is little or no concern 
for loss of Japanese language ability.  Moreover, it has been 
repeatedly demonstrated in the academic literature that the 
influence of the language spoken by the society at large will 
outweigh the influence of the language spoken at home.

Simon M. Downes, Ph. D.

「英語で子育て」をしようという親が増えるにつれ、その過程で子ども
の日本語能力に支障をきたさないかと心配する声もあがっている。

早期第二言語教育に反対する人の中には、頭にはある一定量の「キャパ
シティー」があり、第二言語にあまり早く触れると第一言語の領域を何
らかのかたちで脅かすと信じる人もいる。

しかしながら、日本のように一つの言語が大勢を占める社会では、第一
言語の能力に支障をきたすことはまずないことが、40年以上にわたる
研究で明らかにされている。

親が地域の主要言語を話し、子どもと一日の数パーセントだけを英語で
過ごしたり、英語の本を読んだりする場合、日本語能力を失う可能性は
ほぼない。さらに言うならば、地域で話されている言語の影響が家庭で
話される言語の影響を上回ることが、学術論文で何度も示されている。

教育心理学博士 サイモン=ダウンズ
(要約:井原香織)


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