ある先輩ママと話をしていて、私が「小学校の高学年でハリーポッターなんかを夢中になって読むようになってくれたらな・・・」と言ったところ、彼女がひとつアドバイスをしてくれて、目から鱗が落ちがことがあります。それを私流の解釈で表現すると、
「わからない単語があってもへっちゃらで読み進められる図太さを身につけること」 です。
本のレベルが上がるにつれて、出てくるすべての単語の意味がわかるということはなくなります。わからない単語が出てきても、そこでつまずかずに先を読めるというのは、簡単そうでなかなかできないことです。とくに、中学・高校で、わからない単語にはすべて辞書の訳を書き込んでいた私のような小心者には至難の業です。
でも、一番大切なのは絵本を楽しむこと。それには、細かい単語の意味なんか気にしていては始まらないのです。英語の絵本を楽しむ上では、その図太さ、図々しさ、いい加減さ(??)が必要なのです!
考えてみると、私たちが新聞や小説を読むときも、決してすべての意味を完全に理解しているわけではありませんよね。それでも、必要な情報を得たり、心を動かされて涙しちゃったりするわけです。
それ以来、息子と絵本を読んでいて意味のわからない単語が出てきても、まず辞書は引きません。最初はなんとなく引っかかって気持ち悪かったのですが、慣れるとそのほうが純粋に絵本を楽しめているような気がします。もっとも、その本の中でとても重要と思える単語の場合は迷わず辞書を引きます。辞書を引くかどうかの基準は、ズバリ「どっちがその本をより楽しめるか」です。