■ふつうに英語も日本語も話す
3歳0ヵ月
3歳になりました。英語も日本語も、毎日当たり前のように両方使います。
3年前には信じられなかったことですが、小さいながらも立派な
バイリンガルに育っています。
昨日の寝る前の会話です。
Mommy, is your nose all stuffed up?
(ママ、鼻つまっちゃったの?)
Yeah.(うん)
You need a tissue?
(ティッシュいる?)
Yeah, thank you.(うん、ありがとう)
Why don't you go to the ENT doctor's
tomorrow? I'll go with you. Don't worry, okay?
(明日、耳鼻科に行ったら? 僕がついていってあげるよ。
心配しないで。ね?)
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■言いたいことを自由に
3歳1ヵ月
自分がおばあちゃんのお布団にもぐり込もうと思ったのに、布団をめくると
ゴンベ(犬)がすでにそこで寝ていて自分のスペースがなく、それを不満に思って
しゃべった内容です。
Mommy, I want to get in there, but Gombe's
sleeping there. I don't want to bother him
because I know he's very tired and sleepy.
But I'm just jealous of him. Maybe Daddy wants to
pick him up and go away.
(ママ、僕そこに入りたいのにゴンベがそこで寝てるの。
ゴンベの邪魔はしたくないよ。だってゴンベはすごく疲れてて眠いって
わかってるから。でも、ちょっとうらやましいの。
たぶんパパはゴンベを抱っこしてあっちに行きたいかも)
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■ハトに she を使う
3歳1ヵ月
ベランダにせっかく鳥が来たのに、ゴンベ(犬)が吠えて追いやってしまったのを見て。
Oh, my goodness! Gombe barked at the pigeon so she flew away. She doesn't like noise.
(あらら〜。ゴンベが吠えたからハトが飛んで行っちゃったんだよ。ハトさんはうるさいのが嫌いなの)
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■未来形を使う
3歳2ヵ月
進行形、過去形の文はわりと早くから作っていましたが、3歳になって
ようやく未来形(will や be going to )の文をいろいろと作れるように
なりました。
If I eat a lot of food, I will be very big and big and big!
(ごはんをいっぱい食べたら、僕はとっても大きく大きく大きくなるんだ!)
Gombe! Don't play with that! It's going to break.
(ゴンベ! それで遊ばないで! こわれちゃうでしょ)
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■第5文型
3歳3ヵ月
ときどき、ちょっと複雑な文をがんばって作ることがあります。スラスラ言うというより、頭で語順を考えながらしゃべっているように見えます。
子: |
Let's not keep the door open.
(ドアは開けておかないことにしようよ)
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親: |
Why not?
(どうして?)
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子: |
I don't want to let Gombe come in.
Maybe, he should stay out there.
(ゴンベ(犬)を中に入れさせたくないの。たぶんゴンベは外にいたほうがいいよ)
◇ ◇ ◇ |
親: |
Did you play a lot today?
(今日はたくさん遊んだ?)
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子: | No. I just watched the other kids playing.
(ううん。僕はただほかの子が遊んでるのを見てたの)
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親: | Why???
(どうして???)
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子: | Because I like to watch them playing.
I just sit in the chair and watched them playing. It was fun.
(だって、みんなが遊んでるのを見るのが好きだから。
ただ椅子に座ってみんなが遊ぶのを見てたの。おもしろかった)
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I just sat と過去形にすべきところ、sit と言い間違えています。
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■目的格の関係代名詞の文をなぜか作るようになる
3歳4ヵ月
最近、関係代名詞の制限的用法(?)の文を自作することがあります。
Is that the bus we take?
(あれは僕たちがいつも乗るバス?)
Is this the ice cream you gave me?
(これ、ママが僕にくれたアイス?)
作れるのは上のようなパターン(目的格の関係代名詞)だけです。
誰かに習って作れるようになったというより、
自分の言いたいことを並べていたら
偶然収まりのいい文になったという感じです。
もっと複雑なことを言おうとすると文の構造がおかしくなり、
親のほうも修正不能です。
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■鼻歌も英語
3歳5ヵ月
最近ではよく変な歌を自作して歌います。
手元にメモがあるときは、子どもの歌う意味不明な文章を
急いで書き留めます。
You know what? Daddy has money but Mommy doesn't have money.
Because her wallet has a big big hole!
(あのね、パパはお金持ってるけどママはお金持ってない。
だってママの財布には大きな大きな穴があるから!)
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If you are tired, sleep on Mommy's lap.
If you eat somebody, you'll get scared.
Something will come out if you push the mushroom.
Get in the bath and wash your body well.
(疲れているならママのおひざでお眠り。
もし誰かを食べたら怖くなっちゃうよ。
そのキノコを押すと何か出てくるよ。
お風呂につかって体をよく洗ってね)
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■関係代名詞の主格
3歳6ヵ月
関係代名詞を使って次のようなパターンの文も話すようになりました。
Can I put on the Band-Aid which is in your bag?
(ママのバッグに入っているあのばんそうこうを貼ってもいい?)
Can I have the chocolate that's in the fridge?
(冷蔵庫に入っているチョコを食べてもいい?)
私はふだんの会話ではあまり関係代名詞を使わない(使えない・・・!)ので、
絵本から吸収しているのだと思います。ネイティブの友達に言わせると、
息子の英語は「正しくて丁寧」なのだそうです。
親が速く話せないだけなのですが・・・。
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■言いたいことはだいたい言える状態
3歳7ヵ月
日本語も英語も3歳なりによくしゃべります。
やはり日本語の語彙や表現の幅にはかないませんが、
英語でも言いたいことはだいたい言えます。
最近では、わからない単語があると、
I don't know that word.
(その言葉知らない)
What does that mean?
(それどういう意味?)
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などと聞きなおし、別の言葉で説明してもらって理解します。
過去形、三単現のS、複数形のSなどの間違いは、
なぜかぐっと減ってきました。
寝言でも正しい文法でしゃべっているのを聞くと、
「頭、疲れないのかしら・・・」などと思ってしまいます。
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■自分が話す言語をはじめて客観視
3歳8ヵ月
先日、過去形の間違いが少なくなったと書いたばかりなのに、
今日は go の過去形を goed にして、 I goed to the park today.
なんて言っているのに気づきました。
まだこんな間違いするのか・・・と逆に感心してしまいました。
最近、誰が何語を話すかに興味を持ちはじめ、今日も、
I speak Japanese and English.
But some people speak only Japanese, and some people
speak Chinese, right? I don't speak Chinese.
(ぼくは日本語と英語をしゃべるの。でも、日本語しかしゃべらない人も
いるし、中国語をしゃべる人もいるでしょ? ぼくは中国語は
しゃべらない)
と私に説明してくれました。
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■絵本からの影響がすごい
3歳9ヵ月
今日、自転車に乗っていたときの会話。 Oh, Mommy! Did you see the car that has no roof? It was cool, wasn't it? I wish I could drive that car.
(あっママ! 屋根のない車見た? かっこよかったよね。
あの車を運転できたらいいのになあ。)
関係代名詞を使う文は、夏以来、少しずつ増えています。
付加疑問文はひんぱんに使います。It's 〜, isn't it?
It was 〜, wasn't it? He has 〜, doesn't he? などのパターンは
ほとんど間違えませんが、最初が否定文のときに He isn't 〜, isn't he?
のように間違えることがあります。
I wish や I hope の文も最近よく作るようになりました。
I wish Daddy were here. も
最近よく言うフレーズです。絵本からたくさんの影響を受けています。
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■ネイティブと電話
3歳9ヵ月
我が家では、私が妊娠7ヶ月のときに(うっかり)ワールド・ファミリー株式会社の
「ディズニー英語
システム(DWE)」を購入しました。残念ながら教材にはほとんど手をつけずじまいなのですが、会員になっていると、週に1回
「ネイティブの先生と電話で会話」という
サービスを利用できます。以下、今日の会話。
Hello. My grandma bought me a new toy and I was playing with it. It has no big trains but it has
a lot of small trains and buses. The bridge is green and the tunnel
is green and white. If I push this button, the train can't go.
If I push it again, it goes faster. You shouldn't put play-dough
in here. If play-dough is here, it'll block it up, right?
I'm busy playing with it now, so I've got to go. Thank you. Bye.
(ハロー。おばあちゃんが新しいおもちゃを買ってくれたから
それで遊んでたの。大きい電車はないけど、小さい電車とバスがたくさん
ついているんだよ。橋は緑でトンネルは緑と白。このボタンを押すとね、
電車は行けないの。もう一度押すとね、もっと速く行くんだよ。
この中に粘土を入れちゃだめだよ。粘土がここにあるとブロックしちゃうでしょ? 僕はこれで遊ぶのに忙しいの。だからもう切らなきゃ。
ありがと。じゃね。)
遊んでいるところ、私が無理に電話をさせたので、
すごい勢いで上のような内容だけしゃべると、さっさと切って
また遊び始めました。早口だったので全部を正確にメモすることは
できませんでしたが、だいたいこんな感じでした。
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■シンガポールへ
3歳9ヵ月
年末、シンガポールの友達ファミリーのところに
遊びに行きました。友達ファミリーはふだん英語(夫婦間は広東語、子どもには英語)を使って
生活しているので、当然、息子もず〜っと英語での滞在と
なりました。
それなのに、なぜか息子はお店の人やホテルの人に、な、なんと
日本語で話しかけるのです!
「これを○○してくださいってお願いしてきて」などと誰かが英語で息子に頼むと、
トコトコ歩いていき、おもむろに日本語で
「すみません、これ○○してください」と始めるのです。
どう見てもインド系とか、マレー系とか、
日本人にはまったく見えない人を相手に、実に堂々とした
日本語っぷりです。
たぶん、彼にとっては、
「公共の場で使う言葉=日本語」
だったんでしょうね。
日本でふだんそうですから。
彼が帰りの飛行機の中で言ったセリフです。
↓
Mom, a lot of people speak Japanese in Japan, but
not so many people speak Japanese in Singapore.
So, be careful!
(ママ、日本ではたくさんの人が日本語をしゃべるけど、シンガポールでは
日本語をしゃべる人はそんなに多くないよ。だから気をつけて!)
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■if を使う文
3歳10ヵ月
年末年始に風邪をひき、せきがとまらなくなったパパについて。
If he can't stop coughing, he might die, right? If he dies,
is another Daddy coming?
(もしパパのせきが止まらなかったら、パパは死んじゃうかもしれないんでしょ?
パパが死んだら、新しいパパが来るの?)
相変わらず if を使う文をよく作りますが、仮定法過去の文はまだあまり
出ません。
ここでも、If he died, would another Daddy ・・・としたほうがよさそうですが・・・。
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■until を使う
3歳11ヵ月
until をよく使うようになりました。
I won't open my eyes until you put me in the bath.
(ママがぼくをお風呂に入れるまで目を開けないからね)
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■得意のお話づくり
3歳11ヵ月
「うさぎとかめ」のイラストにあわせ、お話を作ってくれました。
One day, the rabbit said, "Let's have a race!" and the turtle said, "OK". Then, they had a race.
The rabbit jumped. The turtle walked. And the fox,
squirrel and mouse was watching them. There was a hush.
The rabbit lost the turtle, and the rabbit said, "I'm gonna sleep here
until the turtle comes."
Then, the turtle came already!
The rabbit didn't know that the turtle was walking in front of the
rabbit. The turtle didn't stop.
Then, the rabbit woke up and she opened her eyes.
Then, she saw the turtle up there. The turtle won the race.
Then, the rabbit said, "I thought I'm gonna win the race."
But the turtle said, "You have to wake up quickly or I'll win the race."
細部は、文法や単語の使いかたなどメチャメチャですが、
何とかストーリーになっています。
かなりのスピードで話すので、メモするのがやっとです。
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■4歳なりのバイリンガル
4歳0ヵ月
4歳になりました。私たちの「英語で子育て」もまもなく丸4年です。
日本語は、今のところはふつうに成長しているように見えます。
ただ、特に口が達者とか、本がスラスラ読めるということはありません。
英語は、そんなに流暢ではありませんが、
自分の言いたいことはだいたい何でも言えます。
日本語と英語が混ざることはなく、人や状況によって使い分けています。
最近では、ふつうの日本人以上にカタカナ英語に敏感で、私がうっかり
「ライト消して」などと言うと、「ママ、『電気』でしょ!『電気』!」と
直されてしまいます。家では、8〜9割が日本語で、残りが英語です。
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■疑問副詞を使う
4歳1ヵ月
絵本の影響が大きいと思いますが、最近、
Do you know where he is? や
Tell me why you're doing that? など、疑問副詞を使った文がしっかりしてきました。
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■could や might を使う
4歳2ヵ月
道路に急に飛び出したので叱りました。Do you know why I'm angry? (ママが
どうして怒ってるかわかる?)と聞いたあとの返答。could や might を使っています。これも絵本からです。
If I run into the street, a car could come. And I might get run over. And I might die and have to go to hospital. You don't want to lose me.
(もし道路に飛び出すと、車が来るかもしれない。そして僕はひかれちゃうかもしれない。そして死んで病院に行かなきゃいけないかもしれない。ママは僕を失いたくないの)
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■お話CDの暗唱
4歳3ヵ月
毎晩、日本語と英語の本を何冊か読んだあと、英語のお話のCDをかけて
眠りにつきます。1日1回しか聞きませんが、それでも1ヶ月くらいすると
お話を少し暗唱するようになります。彼のお気に入りは、
The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)
Corduroy(くまのコールテンくん)
Trouble for Thomas(トーマスシリーズ)
The Selfish Crocodile
などです。「おすすめの絵本」のページでもご紹介しています。
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■息子の作るお話
4歳3ヵ月
得意のお話を作ってくれました。今回のテーマは「救急車」です。
Ambulances are white and make beautiful sounds like
ピーポーピーポー. But when the driver's sick, what should it do?
Maybe it's time for the ambulance to take a rest. If it was a girl,
take her to the hospital. Don't forget to make the beautiful noise.
If it takes so long to go to the hospital, the patient might die, ha, ha, ha. When the driver gets to the hospital, what would happen if there are no doctors. The driver will die. Then, the driver will become a star. When the ambulance got to the hospital and he looked behind,
there was nobody in there! He didn't take much notice but the patient was already dead!
(救急車は白くてピーポーピーポーみたいな美しい音をたてる。
でも、運転手さんが病気のときはどうしたらいい?
たぶん、それはその救急車の休憩の時間だね。もしそれが女の子なら、
病院に連れて行ってあげて。美しい音をたてるのを忘れないでね。
もし病院に行くのにすごく時間がかかったら、患者さんは死んじゃうかもね。ははは。
運転手さんが病院についたとき、もしお医者さんが誰もいなかったらどうなっちゃう? 運転手さんは死んじゃうよ。そして、運転手さんは星になるの。救急車が病院について、彼が後ろを見たら、そこには誰もいなかったの!
彼はあまり気にとめてなかったんだけど、患者さんはもう死んでたの!)
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■だいたいOKの壁
4歳4ヵ月
最近は、あまり特筆すべきことがありません。息子の英語は、だいたいのことが
いちおう言えるレベルになりましたが、3歳のころと比べ、あまり伸びがないように
感じます。一方、日本語は語彙や表現を着実に増やし、日々上達しているなぁと感じます。 もしかすると、これは一つの「壁」なのか。あらゆる場面で使う必要のある日本語と違い、英語は
だいたいのことが言えるようになったら、それで特に不便は感じないので、
そのレベルで止まってしまうのかもしれません。
私はこの壁を「だいたいOKの壁」と名づけ、今後はこれを打ち破るべく
がんばります!(実は、一番の問題は親の勉強不足・・・トホホ)
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■日本語漬けの夏休み
4歳5ヵ月
夏休み、たっぷり祖父母や従兄弟たちと過ごし、ほぼ日本語漬けの生活をおくりました。湯川笑子さんの「バイリンガルを育てる―0歳からの英語教育」にも詳しくあるように、子どもはすぐに忘れるとわかっていたつもりでしたが、本当に英語が出なくなってしまってびっくりしました。
たどたどしく I goed (I went のこと)などと
言っています。この先、大丈夫かしら・・・。
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■最近の話し方
4歳6ヵ月
私が飼い犬のゴンベに噛まれました。そのときのことを説明しています。
When Gombe was eating his food, Mom tried to give something to Gombe.
It was so dark. We were in the car. So Mom's hand looked like Gombe's food. So Gombe bit it.
(ゴンベがえさを食べてるとき、ママが何かをゴンベにあげようとしたの。すごく暗かったの。車の中にいたの。だからママの手がゴンベのえさに見えたの。
だから噛んだの)
he や his 、him などを使っていうべきところ、何度も何度も Gombe という名前を繰り返しています。
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■絶対にお薦めのCDつきシリーズ絵本
4歳7ヵ月
「英語で子育て」を目指すなら、英語の絵本は絶対に絶対に必要です!
でも、どんなレベルの絵本をどのタイミングで読んでいったらいいかは難しい問題ですよね。
そこで、少しずつレベルアップしていくシリーズ絵本が力強い味方となるわけです。
私のお薦めのシリーズ絵本は、
イギリスの小学校の教科書にも採用されているというお話のシリーズ、
オックスフォード・リーディング・ツリー(ORT)です。
ステージ1や2は、単語がせいぜい4つくらいのとても簡単な英文です。
ステージ4になると、「魔法の鍵」が初めてお話の中に登場し、ステージ5以降では
この魔法の鍵によるいろいろな冒険が始まります。
まずは、「スペシャルパック1」か「はじめてのセンテンスパック」
を購入してみて、お子さんの様子を見ながら徐々に追加していくのがいいのではと思います。
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息子は、4歳を過ぎてから自分でも少しずつ拾い読みをするようになり、
今はORTのステージ5か6のレベルを一人で読んでいます。
ORTについて、詳しくはおすすめの絵本
のページもご覧ください。
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■伸び悩む会話力
4歳8ヵ月
息子とコーヒーショップに行きました。私がお手洗いに行って帰ってくると、
息子のアイスココアにストローが2本さしてあります。不思議に思って
Why do you have two straws?
(どうして
ストロー2本もあるの?)
と聞いたときの答え。
Because the lady gave me one more. The first one didn't have a spoon here,
so she brought me this one. Because it's easy to use. You can't eat the
cream with this, right?
(だってね、あの女の人がもうひとつくれたの。最初のストローはここにスプーンがついて
なかったから、これを持ってきてくれたんだよ。使いやすいからだよ。これだと
クリームが食べられないでしょ?)
こんな感じの内容でも、最近では英語を避け、日本語で言いたがります。
英語で言いかけても、途中で「やっぱり日本語で言うね」と切り替えることが
よくあります。
英語の絵本を読む力は、少しずつですが育っているように感じるので、
「しゃべるほうも・・・」とつい思ってしまいます。
でもまあ、あまり欲張らず、
日本語も大切にしたハッピーな生活を心がけたいと思います。
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■息子の発音
4歳10ヵ月
ネイティブの友達にいわせると、息子の発音は「インターナショナルな発音」なのだそうです。
アメリカの発音でも、イギリスの発音でも、いわゆる日本人のカタカナ英語でもなく、
どの特定の地域にも属さない発音らしいです。
生まれてからこれまで、アメリカのDVDを見たり、イギリスのお話CDを聞いたり、私の発音を聞いたり、
母語(日本語)の影響を受けたりしながら自分の発音を確立していったのでしょうから、
当然といえば当然ですね。
..................
彼は、日本人が苦手とする LとR、BとVなどの発音をまったく苦にしません。
私がなぜ間違えるのか自体理解できず、よく「そ、それジョーク?」と言われ、そのたびに私は
苦笑いです。
先日も、道を歩いていたらフランスの旗があったので
Which country's flag is this?
(これはどこの国の旗だ?)と息子にクイズっぽく聞いてみたのですが、
「ど、どの国のカエル??」とキョトンとされてしまいました。
こういう場合、LとRの間違いとしてではなく、まったく別の単語(frog)に聞こえてしまうようです。
そういえば、私のアメリカ人の友人は、「カワイイ」と「コワイ」の区別がつかず苦しんでいましたし、
韓国人の友人は、「デパート」がどうしても「テパド」になっていました。
私たちにとってはわけないことなのに。
しかしながら、息子の発音には実はひとつ問題があります。
それは、日本語の「ん」の発音です。
彼が「一番大きい」というとき、「一番ノーキイ」になってしまいます。
先日も「サンノ選んだら?」というので、「は?」と聞き返すと、
「3を選んだら?」の意味でした。おそらく「一本足」は「一本梨」に、「婚約」は「こんにゃく」に
なるのでしょう・・・。
これは、明らかに英語のNの発音の影響(弊害?)です。
でもまあ、最近では私が注意するので、自分で意識して直すようになってきましたが・・・。
(2006年10月現在、息子の「ん」の発音はほとんど問題なくなりました。)
ご本人とお母様の許可を得て、息子のクラスメートの話を紹介します。
Rくんは3歳の終わりから英語の幼稚園に通い始めました。
それまでは英語にはあまり触れずに育ちました。
とても頭のいいお子さんで、クラスでも英語の本読みなどはピカイチです。
でも、ときどきLとRを間違えます。
これを読んで、みなさんはどう考えますか? 3歳じゃLとRの区別がつかなくなるから
もっと早く始めなきゃ!!と思いますか? それとも、0歳から始めると日本語の「ん」が
おかしくなるから、もっと遅く始めなきゃ!!と思いますか?
早期英語教育をいつ始めるべきか、というのはよく話題になることですが、
きっとそんなに短絡的に答えを出そうとしちゃいけないんだろうな、と思います。
英語とつきあっていこうと思ったら、それはもしかしたら一生続く
長い長いつきあいであって、そこにはいろいろな要素が含まれてくるでしょう。
語彙だったり、フレーズだったり、ジョークだったり、読書だったり、
映画だったり、インターネットだったり、仕事だったり・・・。その人の英語を構成する、
そういったすべてのことを考えたとき、
LとRの違いだの、「ん」の発音だのは、とても小さいことに思えてくると思うのです。
ぼんやりと、そんなふうに考えます。
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■お薦めのCDつきセット絵本
5歳1ヵ月
2005年10月のところでご紹介したお話のシリーズ、オックスフォード・リーディング・ツリー(ORT)は
英語育児ママの間では有名ですが、最近、我が家では別のシリーズも読んでいます。
「 STORY STREET (ストーリー・ストリート) 」というシリーズで、 絵本5冊とCD、日本語の解説までついて 3,518円とは
お財布にもやさしい!
息子は、現在このレベル6の暗唱に励んでいます・・・というか、本人に励んでいるという意識はまるでなく、
私が夕食の支度をしているときなどに、さりげなくCDをかけています(1日平均20分)。
本人は絵を描いたり、迷路を作ったりと自分の遊びに夢中なのですが、CDのお話はしっかり頭の中に入っており、
2〜3週間でひとつのお話をほぼ暗記してしまいます。
絵本の読み方については こちら のページでも詳しく書いています。
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■5歳児の作る英語のおはなし
5歳2ヵ月
またお話を作って聞かせてくれました。ストーリー的には・・・(-_-;)ですが、過去形がしっかりしてきたような気がします。
One day, Gombe tried to fly but he couldn't fly. So,,,,, he took a taxi and went to the airport.
Then, a policeman came and tried to catch him. But Gombe flew away so it was OK.
He flew and flew and flew and flew until he found his house again.
(ある日、ゴンベ(飼い犬)は飛ぼうとしましたが、飛べませんでした。だから・・・、タクシーに乗って空港に行きました。
そしたら警察官が来て捕まえようとしました。でもゴンベは飛んで逃げたから大丈夫でした。
ゴンベは飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、最後にはまた自宅を見つけました。)
今書いていて気づきましたが、最後に出てくる until は、「〜するまでずっと」という一般的な用法の until ではなく、
結果を表す「〜してついに、最後には」の until かしら。。
(このページの下の3歳11ヶ月のときの until の用法は、一般的な方の until ですね。)
これも明らかに読んでいる絵本の影響だと思います。
しゃべるときにも、絵本からたくさん影響を受けています。
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