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英語成長日記<4歳の頃>

目次

  1. 1 4歳なりのバイリンガル(4歳0カ月)
  2. 2 疑問詞と could や might(4歳2カ月)
  3. 3 CDのかけ流しは効果絶大(4歳3カ月)
  4. 4 息子の作るお話(4歳4カ月)
  5. 5 だいたいOKの壁(4歳5カ月)
  6. 6 伸び悩む会話力(4歳8カ月)
  7. 7 息子の発音(4歳10カ月)

1.4歳なりのバイリンガル

<4歳0カ月>

4歳になりました。私たちの「英語で子育て」も丸4年です。

日本語は、今のところはふつうに成長しているように見えます。 ただ、特に口が達者とか、本が特別にスラスラ読めるということはありません。

英語は、そんなに流暢ではありませんが、 自分の言いたいことはだいたい何でも言えます。 日本語と英語が混ざることはなくなり、人や状況によって使い分けています。

最近では、ふつうの日本人以上にカタカナ英語に敏感で、私がうっかり 「ライト消して」などと言うと、「ママ、『電気』でしょ!『電気』!」と 直されてしまいます。家では、8〜9割が日本語で、残りが英語です。

2.疑問詞と could や might

<4歳2カ月>

絵本の影響が大きいと思いますが、最近、 Do you know where he is?Tell me why you're doing that? など、疑問副詞を使った文がしっかりしてきました。

また、could や might などの助動詞をよく使うようになりました。

今日、道路に急に飛び出したので叱りました。Do you know why I'm angry? (ママが どうして怒ってるかわかる?)と聞いたあとの返答がこちら。

could と might を使っています(これも絵本からです)。

If I run into the street, a car could come. And I might get run over. And I might die and have to go to hospital. You don't want to lose me.

> (もし道路に飛び出すと、車が来るかもしれない。そして僕はひかれちゃうかもしれない。そして死んで病院に行かなきゃいけないかもしれない。ママは僕を失いたくないの)

3.CDのかけ流しは効果絶大

<4歳3カ月>

毎晩、日本語と英語の本を何冊か読んだあと、英語のお話のCDをかけて 眠りにつきます。1日1回しか聞きませんが、それでも1ヶ月くらいすると お話を少し暗唱するようになります。彼のお気に入りは、

The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)
Corduroy(くまのコールテンくん)
Trouble for Thomas(トーマスシリーズ)
The Selfish Crocodile
などです。

のんびり君が小さい頃から続けているのは、CDのかけ流しです。 うちの場合、私が手作りした日常会話のCDをかけ流したり、CDつきの英語絵本のCDをかけ流したりしてきました。 リビングと子供部屋と車の中にCDを入れっぱなしにしてあるので、あとは流すだけ。ずぼらな私でもできるちょっとした努力です。 でもその効果は絶大で、彼の英語耳が育ったのはほぼCDのお陰だと思っています。

4.息子の作るお話

<4歳4カ月>

得意のお話を作ってくれました。今回のテーマは「救急車」です。

Ambulances are white and make beautiful sounds like ピーポーピーポー.
救急車は白くてピーポーピーポーみたいな美しい音をたてる。

But when the driver's sick, what should it do?
でも、運転手さんが病気のときはどうしたらいい?

Maybe it's time for the ambulance to take a rest.
たぶん、それはその救急車の休憩の時間だね。

If it was a girl, take her to the hospital.
もしそれが女の子なら、病院に連れて行ってあげて。

Don't forget to make the beautiful noise.
美しい音をたてるのを忘れないでね。

If it takes so long to go to the hospital, the patient might die, ha, ha, ha.
もし病院に行くのにすごく時間がかかったら、患者さんは死んじゃうかもね。ははは。

When the driver gets to the hospital, what would happen if there are no doctors?
運転手さんが病院についたとき、もしお医者さんが誰もいなかったらどうなっちゃう?

The driver will die. Then, the driver will become a star.
運転手さんは死んじゃうよ。そして、運転手さんは星になるの。

When the ambulance got to the hospital and he looked behind, there was nobody in there!
救急車が病院について、彼が後ろを見たら、そこには誰もいなかったの!

He didn't take much notice but the patient was already dead!
彼はあまり気にとめてなかったんだけど、患者さんはもう死んでたの!

He didn't take much notice なんていうフレーズも、もちろん絵本から覚えて使っています。 死ぬと体自体が消えると思っているところが面白いです。

5.だいたいOKの壁

<4歳5カ月>

最近はあまり書くことがありません。 息子の英語は、だいたいのことが一応言えるレベルになっていますが、3歳のころと比べ、あまり伸びがないように 感じます。 一方、日本語は語彙や表現を着実に増やし、日々上達しているなぁと感じます。 もしかすると、これは一つの「壁」なのかなぁ。

母語である日本語と違って、家で少しやっている程度では、英語はだいたいのことが言えるレベルになるとそのレベルでいったん止まってしまうのかもしれません。 英語には「だいたいOKの壁」があるみたいです。

6.伸び悩む会話力

<4歳8カ月>

息子とカフェに行きました。私がお手洗いに行って帰ってくると、 息子のアイスココアにストローが2本さしてあります。不思議に思って
Why do you have two straws? (どうして ストローが2本もあるの?)
と聞いたときの答え。

Because the lady gave me one more.
だってね、あの女の人がもうひとつくれたの。

The first one didn't have a spoon here, so she brought me this one.
最初のストローは ここにスプーンがついてなかったから、これを持ってきてくれたんだよ。

Because it's easy to use.
使いやすいからだよ。

You can't eat the cream with this, right?
これだと クリームが食べられないでしょ?

最近では、英語で言いかけても、途中で「やっぱり日本語で言うね」と切り替えることが よくあります。 英語の絵本を読む力は、少しずつですが育っているように感じるので、 「しゃべるほうも・・・」とつい思ってしまいます。 でもまあ、あまり欲張らず、 日本語も大切にしたハッピーな生活を心がけたいと思います。

7.息子の発音

<4歳10カ月>

これまでネイティブの人たち何人かから言われたことがあるのですが、息子の発音は「インターナショナルな発音」なのだそうです。アメリカの発音でも、イギリスの発音でも、いわゆる日本人のカタカナ英語でもなく、どこの国の特徴に近いかわからないような発音らしいです。 生まれてからこれまで、アメリカのDVDを見たり、イギリスのお話CDを聞いたり、私の発音を聞いたり、 母語(日本語)の影響を受けたりしながら自分の発音を確立していったのでしょうから、 当然といえば当然ですね。

彼は、日本人が苦手とする LとR、BとVなどの発音をまったく苦にしません。間違えることも一切ありません。 私がなぜ間違えるのか自体理解できず、私はふつうに真面目に間違えているのに、よく 「そ、それジョーク?」と言われ、そのたびに私は苦笑いです。

先日も、道を歩いていたらフランスの旗があったので

Which country's flag is this?
(これはどこの国の国旗でしょう?)

と息子にクイズっぽく聞いてみたのですが、

「ど、どの国のカエル??」とキョトンとされてしまいました。

私のフラッグのラの発音が、うっかりRになってしまったんですね。 こういう場合、LとRの間違いとしてではなく、彼にはまったく別の単語(frog)に聞こえてしまうようです。

そういえば、私のアメリカ人の友人は、「カワイイ」と「コワイ」の区別がつかず苦しんでいますし、 韓国人の友人は、「デパート」がどうしても「テパド」になってしまいます。 日本人で「カワイイ」と「コワイ」の区別がつかない人がいたら、そっちのほうが怖いです。 私たちにとっては全く違う音なのに、別の国で育った人にとってはすごく難しいんですね。

しかしながら、息子の発音には実はひとつ問題があります。 それは、日本語の「ん」の発音です。 彼が「一番大きい」というとき、「一番ノーキイ」になってしまいます。 先日も「サンノ選んだら?」というので、「は?」と聞き返すと、「3を選んだら?」の意味でした。 おそらく「一本足」は「一本梨」に、「婚約」は「こんにゃく」に なるのでしょう・・・。

これは、明らかに英語のNの発音の影響(弊害?)です。 でもまあ、最近では私が注意するので、自分で意識して直すようになってきましたが・・・。 (のちに、息子の「ん」の発音はほとんど問題なくなりました。)

ご本人とお母様の許可を得て、息子のお友達の話をします。 Rくんは3歳の終わりから英語の幼稚園に通い始めました。 3歳半までは一切英語には触れずに、日本語を大切にした環境で育ちました。 とても頭のいいお子さんで、英語の本読みなどはもうスラスラできます。 でも、なんと、LとRを間違えます。

まあ、「ん」の発音だの、「LとR」の発音などはきっととても小さな問題です。

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