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英語成長日記<小2〜小6>

目次

  1. 1 週1の英語レッスン開始(7歳1カ月)
  2. 2 リスニングで親を追い抜く(7歳10カ月)
  3. 3 小3がディベートの練習?(8歳1カ月)
  4. 4 訳し方のクセがすごい(8歳3カ月)
  5. 5 学校で英語の授業開始(8歳7カ月)
  6. 6 初めての英検(8歳10カ月)
  7. 7 ボストン留学(10歳5カ月)
  8. 8 英検2級に再々挑戦(11歳)

1.絵本の多読

<7歳1カ月>

さて、早いもので小学2年生になりました。公立の普通の小学校に通っています。

ここにきて、週1くらいは英語のレッスンでも受けさせてあげたいと思うようになりました。 通えるところを探してみましたが、彼のレベルだとちょいと通えるようなところがなく、結局ネイティブの先生に家に来てもらうことにしました。予算の都合上、週に1回、1時間半だけです。 さて、このお金を無駄に終わらせないためにはどうしたものか・・・。

そこでとりあえず、ネイティブの子供はどうやって英語力を高めるだろうと考えました。そして、「小学校だな」と思いました。そんな時に思いついたのが、 「な〜んだ、うちの子にもネイティブの子が使う教科書を渡せばいいじゃない」 ということでした。そして早速、英語、算数、理科、社会(そしてなぜかスペイン語)の入った激安の1年分の教科書をネットで買いました。

すべてに取り組むのは無理なので、理科と社会を中心にネイティブの先生にレッスンしてもらい、リーディングやスペリングは範囲を決めて宿題にすることにしました。 このレッスンのお陰で語彙力のみならず、英語での情報処理能力、思考力、表現力などが、育っている・・・ような気がします(気のせいかも。。)。

たとえば、先日の宿題のひとつは「くらげについてレポートを書く」でした。 ちなみに先生は大学院の学生さんです。 一緒に図書館に行って海洋生物の図鑑を借りましたが、日本語なので書いてある内容を英訳しなくてはなりません。 ネットでも英語でくらげの解説のあるページを探し、頼まれてプリントアウトしてあげました。 彼の場合、まだ目的のページにたどり着くまでが大変です。 別のおもしろいページがあると、そこでどんどん脱線してしまうからです。 何とか情報を集め、それを自分なりの文章にまとめ、イラストを描いて終わりです。 私はほどんど手伝いません。所要時間は約40分。

息子はこの週1回のレッスンにもう一人の男の子と一緒に取り組んでいます。 宿題はかなりきつそうですが、それでもお友達と二人なので、ゲームやクイズやおしゃべりが楽しいらしく、 レッスンの日をいつも楽しみにしています。

なんて書いてあるかよくわかりませんが、がんばって解読すると・・・

There are a lot of kind of jellyfish.
(クラゲにはたくさんの種類があります。)
Jellyfish have a poison ting(thing? sting?)
(クラゲには毒のtingがあります。)
if you look at it it looks like your hair.
(見ると、髪の毛みたいに見えます。)
If you touch it you will get hurt.
(触ると、ケガをするでしょう。)
If you touch the top you will get only a little bit hurt.
(上を触ると、少しだけケガをします。)
Most jellyfish are not dangerous to humans.
(ほとんどのクラゲは人にとって危険ではありません。)

2.リスニングで親を追い抜く

<7歳10カ月>

年末年始はオーストラリアの友達を訪ねました。 息子のお友達ゾーイちゃんは1つ年下です。 今回の旅行で、リスニングにおいて、彼との実力差がはっきりしました。 私のほうがまだ一応単語力はあるはずです。(受験の時に出る単をやりましたから・・・。) でも、リスニングでは完全に追い抜かれていました。

ゾーイちゃんの早口なネイティブキッズ英語はもちろんのこと、ゾーイちゃんの親の英語、レストランでの英語も彼のほうがよく聞き取れます。 演劇を観に行った時などは、私はさっぱり聞き取れず、息子にだいたいのストーリーを小声で通訳してもらう始末です。 家では相変わらずCDをかけ流し、週に1回のレッスンを続けているだけですが、どうして子供はこんなにも成長するのでしょう。そして親のほうは・・・退化?

一方、彼のスピーキング力はというと、私はそれを「低レベルでゆるぎない」と表現しています。 決してネイティブの子のようにペラペラとカッコよく話すわけではありません。 でも、簡単な表現のみを使いこなし、何不自由なく、まるで自然体で英語を話します。

3.小3がディベートの練習?

<8歳1カ月>

3月生まれののんびり君も8歳、そして小3になりました。

週1の英語レッスンはまだ続けています。 今回の英語のレッスンの宿題は、「東京湾の魚と周辺の植物について書く」というものでした。 そんなこと、親でも英語では書けません・・・。

でも、さすがは子供。適当にネットで調べ、サラサラと低レベルな文を書き、適当な絵を描いて終わりです。 そしてここが驚きなのですが、レッスンの時にそれについて「ディベート」するのです。 たいして知識もないのに、適当に思いついたこと(?)で意見を戦わせます。

このレッスンを見ていると、日本人は「ディベート下手」、「ディスカッション下手」などと言われますが、確かにこういう勉強の仕方は小学校であまりやらなかったような気がします。 先生は、「どうしてそう考えるの?」と声をかけ、論理的思考(?)を引き出そうとしてくれているようです。

今、週に1回のレッスンをお願いしているのは、シドニー出身のキャロル先生です。 日本の大学院で社会科学を学んでいる才女ですが、フレンドリーで笑顔のキュートな女性です。 キャロル先生は、ネットで探しました。「先生探すドットコム」というサイトです。 3800円で5人の先生を紹介してもらい、キャロル先生とご縁がありました

4.訳し方のクセがすごいく

<8歳3カ月>

息子はこれまで、辞書を引いたり単語帳を覚えたりして英語を勉強したことが一度もないので、いつも とても変わった訳し方をします。日本人だったら絶対にそうは訳さないだろうという訳し方をします。 たとえば、私が面白そうだなと思って買ってみた育児書(あんまり中身は読めてない)、

How To Talk So Kids Will Listen & Listen So Kids Will Talk

というタイトルなのですが・・・

ちょっとややこしいタイトルですが普通に私なんかが訳そうとすると、

「子どもが聞くようになるための話し方&子どもが話すようになるための聞き方」 となります。

でも先日、のんびり君に 「このタイトル訳してみて〜」 と本を見せると、

「う〜ん、え〜と・・・、
『一工夫で子どもは聞くし話すようになる』?」 と言っていました。

「一工夫」?? ど、どこにそんな単語が・・・。しかも、How to の部分を訳してないし・・・。 テストではバツになりそうですが、でも、 「辞書で勉強していない子供は何て自由な発想で訳すんだろう・・・」と感心しました。 この本の日本語版のタイトルとしては、息子の訳のほうが採用されるかも・・・。

5.学校で英語の授業開始く

<8歳7カ月>

今日は学校で英語の授業があったそうです。息子は公立小学校の3年生ですが、 彼の学年では3か月に1度くらいネイティブの先生のレッスンがあります。

「今日はどうだった?」と聞くと、英語のゲームで優勝したとのこと。 子どもたちが1対1のガチンコ勝負で英語の数字を順に言っていくゲームをしたそうなのですが、 ほとんどの子が10を越えたあたりで言い間違えてしまうところ、彼は決勝戦まで行き、相手が78(セブンティーエイト)でつっかえたところで彼の優勝が決まったそうです。

「もし相手が間違えなかったらあなたはいくつまで言えたと思う?」と聞くと、

「billion(10億)の次がtrillion(1兆)でしょ、 その次がquadrillion(1000兆)でしょ、でもその次が思い出せなくてマジであせったよ〜!!」 と興奮気味に言っていました・・・。(アホなのかな。)

こんなに数字を知っているのは、彼が数字好きで、よくインターネットをいじって算数のサイト(英語)を見ているからだと思います(・・・たぶん)。少なくとも私はそんな大きい数字は教えたことはありませんから(そもそも知らないし)。 小学校のネイティブの先生も、彼が英語を話せることにすでに気づいたらしく、いつもいろいろと話しかけてくれるようです。 ふだんパッとしない彼でも、英語の時間にはクラスで一番になれるのです。

おうち英語で育ってきたお子さんは、みんな英語の授業の時は目立つ存在です。 あるお子さんは「英語リーダー」なる称号をもらい、 前に出て発音のお手本となったり、先生と子どもたちの間の通訳をしたりするそうです。 またあるお子さんは、毎回先生が絵本を読んでくれるストーリータイムの時間に、 前に出て日本語に訳す役をもらっているそうです。 英語のできる子はクラスのヒーロー、ヒロイン扱いのようです。息子はふだん大人しく目立たないタイプですが、 こんなところから自分に自信を持つようになってくれたらなと思います。

6.初めての英検

<8歳10カ月>

今日は、のんびり君が生まれて初めて「英検」を受けました〜!パチパチパチ。 受験した級は2級と準2級です。 もともと、「英語をストレスにさせたくないな〜」という気持ちから始めた『英語de子育て』でしたし、本人もテストにはまったく興味がなさそうでしたので、 これまで受けさせようとは思いませんでした。 でも、もう小学3年生。 「そろそろこういうものにチャレンジするのもいい経験かな」と思い、誘ってみると結構のり気で、今日の初受験となりました。(単なる親のエゴ)

うちは8歳なので、教室の中で一番小さいかなと思っていたら、同じくらいのお子さんも2人いました。 午前中の準2級が終わり、まわりの高校生たちが口々に 「リスニングが超難しかった〜」 「全然聞き取れね〜」 と言っている中、息子は 「めちゃめちゃ簡単だったよ!」と楽しそうでした。

帰って自己採点をしてみると、確かに9割以上できていました。 リスニングはまだ答えがわからないので採点していませんが、リスニングのほうがむしろ得意なので、おそらく合格していると思います。

2級のほうは、どうやら不合格のようです。 「この問題、何番にした?」と聞いても、 「う〜ん、覚えてないな〜」 というので、そもそも採点ができません。問題文をみると、たとえば問題1では、確かに準2級の単語はだいたいわかるレベルで、2級になると4つ中2つか3つがわからないものになります。

今回の一番最初の問題では、

準2級では、
truth(真実)
strength(強さ)
nature(自然)
attention(注意)のすべての意味を知っており、

2級では、
revised(改訂された)
injured(傷つけられた)
extended(拡張された)
displayed(展示された)のうち、revised と extended の意味は知らないと言っていました。

「revise って何?」と聞くので、辞書で確認してから『改訂する』だよと答えると、今度は「『改訂する』って何?」と聞いてきます。ああ、これじゃあ受かるわけないな・・・と思いました。

今回の感想ですが、英語の絵本を週に3冊くらい読み、日常会話やお話のCDを聞く習慣を続けていれば、小3で準2級や3級は十分合格できると思います。 2級は、合格できたら嬉しいでしょうけど、まだ合格する必要もないように思います。特別に優秀なお子さんは別ですが、全体的にふつうの小3がおもしろいと感じる内容からズレているからです。 とくに長文問題に関しては、もっと成長してからのほうが興味を持って楽しく読めるかなと思います。

英語がストレスになるのはツライですね。早い時期から英語を勉強にしてしまうことは、かなりもったいないことだと思います。うちにとっては、今はまだ好きな本を読んだり、好きなDVDを観たり・・・、でいいかなと思います。

7.ボストン留学

<10歳5カ月>

夏休み、アメリカのボストン郊外にプチ留学しました! 息子は現地のアイランド・キャンプに1週間、サイエンス・キャンプに1週間入りました。 アイランド・キャンプでは毎日ボートで無人島へ行き、スポーツをしたり、ゲームをしたり、歌を歌ったりしました。 サイエンス・キャンプでは、毎日学校へ通い、理科系の工作や実験をたくさんしました。

8.英検2級に再再挑戦

<11歳>

のんびり君もやっと英検2級に受かりました。ここでも過去に書いていますが、小学3年で準2級にラクラク(?)合格してから、 3年かかってようやく2級に合格しました。

何度も書いていますが、私はそもそも息子に英語をストレスに感じてほしくなくて英語育児を始めました。 だから、英検のために無理に勉強をしてそれがストレスになったら本末転倒なのです。

というわけで、「英検のための勉強」はつい最近まで彼はやったことがありませんでした。

これまで2回落とされてもまったく意に介さない息子でしたが、6年生になって私が言わずとも本人の意識が変わってきました。「今回は受かるよ」と自分で宣言し、なんと単語帳を作って単語を覚え始めたのです! 6年生くらいになると、読解問題の文章も内容的にだいたい理解できるようになります。あとは単語力。 でる単を買ってわかりましたが、彼の単語力はうろ覚えのものばかり。あやしいもの、知らないものを100個くらい覚えていました。 勉強期間は約1か月。 結果は、リスニングが一番よく、次に読解がよかったみたいです。2次はほぼ満点でした。

英語の基礎力さえ育てていければ、そんなに勉強しなくても6年生くらいで2級は合格できるということかしら。 うちののんびり君にもできたので、みなさんのお子様にもできる!!

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