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英語成長日記<5〜6歳>

目次

  1. 1 絵本の多読(5歳1カ月)
  2. 2 5歳児の作る空想ストーリー(5歳2カ月)
  3. 3 シリーズ物の絵本にはまる(5歳5カ月)
  4. 4 英語習得は実はカンタン!?(5歳8カ月)
  5. 5 親子プチ留学成功!(6歳0カ月)
  6. 6 絵本から英語を覚える(6歳0カ月)
  7. 7 日本語がおかしくなり脳が混乱(6歳11カ月)

1.絵本の多読

<5歳1カ月>

以前、「だいたいOKの壁」というものについて書きました。 日本で英語育児をしていると、だいたい英語で言いたいことがしゃべれるレベルには到達するけれど、それを突き抜けて英語力を高めるのは難しいかもしれない という内容です。

確かに会話のほうはだいたい日常会話に不自由しなくなった時点で、それまでの驚くような成長は止まりました。 でも、確実に成長を続けていると感じるのは「リーディング」です。

絵本は、お金がかかることを除けば本当に素晴らしいものだと思います。勝手に夢中になって読んでくれて、勝手に読解力をつけてくれるので、こんなに楽なことはありません。 最近では、ドラえもんなどの英語漫画も読みます。面白くてしかたないみたいです。

絵本のCDも好きです。 絵を描いたり迷路を作ったりと自分の遊びに夢中なのですが、部屋でCDを流していると それもしっかり頭の中に入っており、2〜3週間でひとつのお話をほぼ暗記してしまいます。 本当に、CDはおうち英語の強い味方です。 絵本の読み方については こちら のページで詳しく書いています。

2.5歳児の作る空想ストーリー

<5歳2カ月>

またお話を作って聞かせてくれました。 ストーリー的には・・・(-_-;)ですが、過去形がしっかりしてきたような気がします。

One day, Gombe tried to fly but he couldn't fly.
ある日、ゴンベ(飼い犬)は飛ぼうとしましたが、飛べませんでした。

So,,,,, he took a taxi and went to the airport.
そこで・・・、タクシーに乗って空港に行きました。

Then, a policeman came and tried to catch him.
すると、警察官が来てゴンベを捕まえようとしました。

But Gombe flew away so it was OK.
でもゴンベは飛んで逃げたから大丈夫でした。

He flew and flew and flew and flew until he found his house again.
ゴンベは飛んで、飛んで、飛んで、最後にはまた自分の家を見つけました。

今書いていて気づきましたが、最後に出てくる until は 結果を表す「ついに、最後には」の until ですね。 これも明らかに読んでいる絵本の影響だと思います。 しゃべるときにも、絵本からたくさん影響を受けています。 ただしゃべっているだけでも、ただ絵本を読んでいるだけでもダメだったと思います。

3.シリーズ物の絵本にはまる

<5歳5カ月>

最近よく読んでいるのは「マジック・ツリーハウス」という本です。 アメリカの児童文学シリーズで、慎重派のお兄ちゃんジャックと行動派の妹アニーが 時空旅行の冒険をするお話です。

CDつきを買ったので、どんどん調子よく先へ進み、週に何冊も読んでいます。 はまってくれるとこのようなシリーズ物はいいですね。多読するのにもってこいです。

読む力もついてきて、簡単な絵本ならわりとスラスラ読めます。 今の時点では、日本語の読解力と英語の読解力はちょうど同じくらいじゃないかなと思います。

4.英語習得は実はカンタン!?

<5歳8カ月>

0歳の時からスタートしたのんびり君の英語ですが、 振り返ってみると、ここまでたいした努力もしていないのに、よくこんなに英語力がついたなぁと思います。

のんびり君は5歳ですが、当たり前のように英語を聞き、話し、読みます。 今はこれが普通なのですが、思い返すと妊娠中や0歳の頃は、自分の子供がこんなふうになるとは 想像していませんでした。こんなふうになったらいいなと憧れてはいましたが、内心きっと無理だろうと思っていました。

日本の英語教育では中学高校と6年間がんばってもちっとも英語が話せるようにならないので、 英語を話せるようになるのはものすごく難しいことだと思い込んでいたんだと思います。

でも実際に自分がおうちで英語で子育てしてみて、 のんびり君は英語を勉強としてやったことは一度もなく、ただ毎日楽しそうにドラえもんの漫画を読んだり 英語のドラマを見たり、私と話したりしているだけで、何の苦労もなく英語ができるようになってしまいました。

0歳の頃は 私からの英語での語りかけが中心でした。1歳から日常会話CDのかけ流しを始め、 2歳で英語絵本を毎晩読む習慣がつき、3歳でDVDをよく見るようになり、 4歳で簡単な文が読めるようになり、5歳で英語マンガと冒険物の本にハマりました。 どの部分を切り取っても、無理や努力をしたという感じはしません。

ボーっとしているうちののんびり君でも英語を話せるようになったので、やはり英語習得は本当はそれほど難しくないんだと思います。 日本人のほとんどが、英語は難しいと刷り込まれ過ぎている気がします。

今、同じくらいの年齢のお子さんで、ワークのようなものや、ゲームを取り入れた教材などに取り組み始めている子たちがいますが、 なんとなく勉強っぽくなってしまっていて残念だなと思います。

ではどんなふうに英語を始めたらいいのかと聞かれると困るのですが、 私なら・・・やっぱり日常会話ができるようになってほしいから、日常会話をしばらく聴いて丸暗記してしまうことをお勧めするかな。 そして、毎晩1冊、英語の絵本を読むことかな。

5.親子プチ留学成功!

<6歳0カ月>

私と息子はついに念願のミニ親子留学を果たしました!  留学先はオーストラリアのメルボルンで期間は7週間。 本当に行って良かった〜。

メルボルンの公立小学校は1月末に新年度が始まります。息子は12月に日本の幼稚園を早めに終えさせてもらい、 1月にオーストラリアに渡って一足早く小学校に入学しました。

のんびり君の通った学校では、親も教室内で椅子に座り、先生のお手伝いなどをしながら 一日中授業を自由に見学することができます。だから私も入学したような気分でした。(^^; (しかも私の学費はタダ!!)

のんびり君は、聞くほうは問題ありませんでしたが、しゃべるほうは、 現地の子どもたちと比べるとやはりまだまだという印象でした。 でも、3週間目くらいになると堂々と手をあげて たくさん発言していました。

絵本を読む宿題も毎日出るのですが、彼はクラスの中でもよく読めるほうでした。

異文化を実際に体験し、息子は一回り成長して帰国したように思います。 メルボルンの親子留学については、 こちら に詳しく報告しています。

6.絵本から英語を覚える

<6歳3カ月>

のんびり君も小学校に入学しました。周りのお友達は、のんびり君が英語も話せることをたぶん誰も知りません。 ごく普通の日本の子供として育っています。

今日、たまたま besides(ビサイズ)という副詞の話になりました。

besides ; 前置詞...ほかに  副詞...その上

好奇心から息子に、
「ねえ、ビサイズってどういう意味か知ってる?」と聞いてみました。すると、

「うん、『それに』とか『しかも』とかって意味でしょ?」と答えます。

私はふだんの息子との会話では besides を使わない(正確には「使えない」...)ので、 「なんでこんな単語知ってるの?」と聞くと、

「だって、CORDUROYの絵本の最初のほうのページで、女の子のママが "I've spent too much already. Besides, he doesn't look new." って言うでしょ?だからそういう意味かなって思ったの」 と言うではありませんか。

CORDUROY というのは「くまのコールテンくん」の邦題でおなじみの絵本で、前に気に入って何度も読んでいた絵本です。

"I've spent too much already. Besides, he doesn't look new." の文は確かにありました。 「もうたくさん買い物しちゃったし、それに、そのぬいぐるみは新しく見えないわ」 といった意味です。

私はまったく覚えていないのに、こんなに細部までよく覚えているなぁと子供の記憶力に感心しました。 やはり絵本の効果は絶大です。

7.日本語がおかしくなり脳が混乱

<6歳11カ月>

私も、英語子育てを始める前は、いろいろなことが不安でした。 日本語がおかしくならないか、どもるようになってしまったらどうしよう、 脳の発達が遅れたりしないか、日本人としてのアイデンティティは どうなるのか・・・、などなど。

でも、小学1年生になった息子に、今は まったくそれらの心配はありません。 私が家で少し英語を使い、彼が英語を話せるようになったことについては、 日本人の子どもが日本で成長する過程のほんの一部分である気がします。

今6歳の彼に、自分はどんな子だと思うかと尋ねると、

「僕はね、運動が好きで、それから・・・、そろばんが好きな子!」 と 答えます(今はそろばんにはまっています)。英語のえの字も出てきません。 自分が英語を話せることをまるで意識していないんですね。

それでも、英語を話す人がいれば自然に英語を話し、読みたい本が英語で書いてあればそれを読みます。なんというか、英語が自然なかたちで彼の中にあります。

お子さんが小さいうちは、まだ日本語がしっかりしていないので不安になることも多いと思います。私もそうでした。 息子が2歳半までは、英語のほうがよく出ていましたし、3歳半までは、両方が混じったしゃべり方をしていました。

でも、今となっては、昔のそれらの不安をほとんど忘れてしまうくらい、ふつーの小学生なのです。

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